私自身、結婚式の準備を進めていたとき、「親族への引き出物って、やっぱり用意するものなのかな?」って、正直すごく迷ったんです。両親には式を挙げさせてもらった恩もあるし、親戚とはそこまで頻繁に会うわけでもないけど、お祝いをいただくことになるなら…って。
でも実際にネットで調べてみると、地域によって常識が全然違ったり、両親は「いらないよ」と言ってくれたり、逆に「ちゃんと用意するのがマナーだよ」とアドバイスをもらったり。もう何が正解なのか、正直わからなくなってしまったことを覚えています。
この記事では、そんな“私のように悩む人”のために、親族・両親への引き出物の必要性や、相場、地域ごとのマナーの違いをリアルな声や体験談を交えてまとめました。
「形式よりも気持ちを大切にしたい」「でも、非常識にはなりたくない」――そんな葛藤を抱えるあなたにこそ、読んでもらえたら嬉しいです。
- 1. 引き出物は親族にも必要?迷いや背景にある気持ち
- ➤ 「親だから不要?」と思ってしまう理由と後悔談
- ➤ 私が親族に贈ってよかったと感じた瞬間
- 2. 引き出物の相場感|両親・親族向けの金額目安とは
- ➤ 両親・兄弟姉妹にかける平均相場の実態
- ➤ 年齢や家族構成で相場が変わることもある話
- 3. 地域によって違う?引き出物のマナーと文化差
- ➤ 関東・関西・東北…地域ごとの慣習のちがい
- ➤ 親世代が気にする“形式”と“体裁”のリアル
- 4. 両親や親族に「喜ばれる引き出物」の選び方
- ➤ 実は失敗だった贈り方とその理由とは
- ➤ カード型ギフトが選ばれる理由と注意点
- 5. よくある質問(FAQ)
- ➤ 親族に引き出物を贈らないのは非常識?
- ➤ 両親と親族で品を分けるべき?
- ➤ 地域の風習が違うときはどうすべき?
- ➤ 引き出物は何品がベスト?
- ➤ カードタイプでも失礼にならない?
- ➤ 両親には品物のほうが良い?
- ➤ 祖父母への配慮も必要?
- ➤ 贈り忘れた場合のフォローは?
- 6. この記事のまとめ
引き出物は親族にも必要?迷いや背景にある気持ち
「親族に引き出物って、本当に必要なのかな…?」
私が最初にひっかかったのも、まさにこの疑問でした。正直、友人や同僚には“しっかり用意するのが常識”みたいな空気があるけれど、親族ってちょっと特別な立ち位置じゃないですか。特に両親。式の費用を援助してくれていたり、今までたくさんお世話になっていたりすると、「逆に贈るのっておかしいのかな?」って考えてしまったりもして。
あるとき、夫と「親には贈るべきかどうか」について真剣に話したんです。私は「形式的でなくてもいいかな」と思っていたけれど、夫は「いや、形式って大事かも」と言ってくれて。そのやりとりをきっかけに、気づいたことがありました。――私たちは、“正解”を探していたんじゃなくて、“納得できる理由”がほしかったんだって。
引き出物って、単なる贈り物じゃないんですよね。「あなたを大切に思っています」「感謝しています」っていう“気持ちをカタチにするもの”なんだと思います。だからこそ、「どうすべきか」を自分たちの価値観で考えるのが大切。もちろん、親族の受け取り方も含めて。
あなたはどうですか? 親族に引き出物を贈ること、迷っていませんか?
そういえばこの前、親戚に「最近の若い子はカードで済ますんでしょ?」って言われて、ちょっと気まずかったことも思い出しました…。
「親だから不要?」と思ってしまう理由と後悔談
「親にはもう十分感謝してるし、引き出物まではいらないんじゃ…」と感じていたのは、実は私だけではなかったようです。SNSで見かけた声の中にも、「母に贈らなかったら、後から“ちょっと寂しかった”って言われた」という投稿がありました。
これ、けっこう心に刺さったんですよね。形式的なものだと思っていたけれど、相手にとっては「最後の節目」として、何かしらの形を期待していたのかもしれない。私も結局、両親にはちょっといいワインと手紙を添えました。贈ったその瞬間、父が「これは嬉しいな」と言ってくれたこと、今でも忘れられません。
私が親族に贈ってよかったと感じた瞬間
親族って、たまにしか会わないぶん、どんな距離感で贈り物をすればいいのか悩みますよね。私の伯母は、お祝いをくれるのは毎回早くて丁寧。でも普段はほとんど連絡を取らないので、「何を渡すべきか」かなり迷いました。
最終的に、好みに合いそうな上品な食器セットを選んだんですが、後日「センスいいね、毎日使ってるよ」と言ってくれて。あのとき“ちゃんと贈ってよかった”って心から思いました。親族って気を遣うけど、だからこそ「気が利いてる」と思ってもらえる引き出物が、関係をあたためてくれるのかもしれません。
引き出物の相場感|両親・親族向けの金額目安とは
引き出物を準備するとき、いちばん現実的に迷うのが「金額の目安」だと思います。特に両親や親族に向けた場合、「形式重視で軽めにする?」「それとも気持ちを込めて豪華にすべき?」と悩まされる場面、ありませんか?
私も予算を組んでいたとき、「友人と親族で金額を分けるかどうか」でかなり時間を使いました。ここでは、両親・親族向けの相場を平均的なデータと実体験を交えて整理していきます。
両親・兄弟姉妹にかける平均相場の実態
結婚式の引き出物にかける金額は、全体の平均では「1人あたり5,000円〜7,000円」が主流と言われています
出典:出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2024
ただし、親族の場合は「10,000円前後」を目安にするカップルが多いようです。私の友人の中にも、「兄には1万円相当のグルメセットを贈った」と言っていた人がいましたし、私自身も両親にはそれ以上の金額で用意しました。
ちなみに、兄弟姉妹に対しては関係性の近さにもよりますが、7,000円〜10,000円程度が相場。職業や年齢が近い場合には、お返しのバランスも気にするケースが多い印象です。
年齢や家族構成で相場が変わることもある話
ちょっと意外だったのが、年齢や立場によって「金額を上げるかどうか」の感覚が変わってくるということ。たとえば、祖父母には“特別感を込めて2万円近くかけた”という人もいました。逆に、「うちの両親は引き出物なんていらないって言ってたから、3,000円の記念品だけにしたよ」という声も。
実際、私のいとこは「引き出物を渡さなかったら、おばに“あら、寂しいわね”って言われて焦った」と話していました。金額よりも“ちゃんと考えてくれたか”が伝わるかどうかが大事なのかもしれません。
そう思うと、金額の相場はあくまで“目安”。最終的には、その人との距離感や家族としての文化、そしてあなた自身の気持ちで決めるものなんだと思います。あなたの場合は、どこに重きを置きたいですか?
地域によって違う?引き出物のマナーと文化差
正直に言うと、私は最初「全国どこでも引き出物のマナーなんて大差ないだろう」って思っていました。けれど、式場のプランナーさんに「お住まいの地域はどちらですか?」って聞かれたとき、あれ?と思って。実はこの“地域差”、想像以上に大きいんですよね。
関東と関西、都市部と地方、それぞれで「何品贈るのが普通か」も違えば、「贈り分けの考え方」「重視するポイント」までもが全然違います。このセクションでは、そんな“地域の常識のズレ”について、実例を交えながら紹介していきます。
関東・関西・東北…地域ごとの慣習のちがい
例えば関東では「引き出物+引き菓子+縁起物の3品」が一般的。けれど関西に行くと、親族には「5品」が基本という話も珍しくありません。東北では「お赤飯」や「鯛の塩焼き」など、食品の贈答文化が今も色濃く残っている地域もあります。
私が参列した東海地方の友人の式では、地元銘菓にこだわったセットが親族用に用意されていて、「うちの文化、ちゃんと伝わってて嬉しい」と伯母が喜んでいたのを覚えています。
こういった地域の習慣は、親世代の期待と深く関わっていることもあるので、「自分たちはこれでいい」と思っていても、受け取る側との温度差が出やすいんですよね。
親世代が気にする“形式”と“体裁”のリアル
ここが一番やっかいというか、正直に言えば“気疲れする”ポイントでした。私の母は、「あんたたちの気持ちが大事よ」と言いながらも、「でも親戚の手前もあるからね」とポロっと本音を漏らしていて…。
形式は気にしないって言いつつ、やっぱり体裁も大事。特に地方に住む親族が多いと、「親戚の間で“ちゃんとしてる”と思われるか」が大きな判断基準になることも。
こういう部分で悩むとき、「カード型ギフトって便利でいいけど、ちゃんとした感はあるかな?」って不安になる方もいると思います。でも実際には、「KIZUNA」のように品物が届く形式でも、カード自体に高級感があるデザインを選べば、十分“きちんと感”は出せます。
詳しくは【引き出物カードのおすすめまとめ】も参考にしてください
両親や親族に「喜ばれる引き出物」の選び方
選び方って、正解があるようでないですよね。私もかなり悩んだんです。「気持ちを込めたい」けど「好みに合わなかったら?」という不安。「見た目が豪華なら安心?」でも「実用性がないと使われない?」とか。
この記事を読んでいるあなたも、もしかしたら同じように迷っているかもしれません。ここでは、私自身の失敗も含めて、「こうすればよかったかも」「これは助かった!」と思えた引き出物の選び方を、リアルな視点で紹介していきます。
実は失敗だった贈り方とその理由とは
一度だけ、完全に“私の好み”で選んでしまったことがあるんです。親戚のおじにおしゃれな陶器セットを贈ったんですが、数ヶ月後に再会したとき「すごく綺麗だったけど、うちじゃ飾る場所がなくて…」と、申し訳なさそうに言われてしまって。
あの時、「自分のセンスを押し付けちゃったな」って反省しました。実際には、派手さより“実用性”や“消えもの”の方が、受け取る側としてはありがたいってこともあるんですよね。親族の場合、普段の暮らしや世代感覚を考慮するのが大事だと痛感しました。
カード型ギフトが選ばれる理由と注意点
最近は、カード型ギフト(引き出物カード)を選ぶ人も本当に増えています。私も実際、親族には「自分で選べる楽しさ」があるカード型を採用しました。特に高齢の親族には、家まで届けてもらえる安心感も喜ばれましたね。
「KIZUNA」のようなカード式引き出物は、式当日に渡すのはカード1枚だけ。受け取った側はQRコードから好きな商品を選べるので、荷物にならず、自分のタイミングで選べるのが便利なんです。
ちなみに私は、「ちょっと味気ないかな?」と心配して、カードに手書きのメッセージを添えて渡しました。それだけで伯父から「気が利いてて嬉しいよ」と言ってもらえたんですよ。
関連のトレンドは【こちらの記事】でも紹介されています
よくある質問(FAQ)
親族に引き出物を贈らないのは非常識?
地域や家族の考え方によっても異なりますが、贈らないこと自体が非常識というわけではありません。ただ、年配の親族や地方の親戚などは「あるのが当たり前」と感じる方も多いため、関係性や地域の慣習を踏まえて判断した方がトラブルを避けやすいです。
両親と親族で品を分けるべき?
両親だけに高額な記念品を贈ったり、逆に「両親は辞退したが親戚には贈った」というケースもあります。品物を分けること自体は問題ありませんが、贈る意図や気遣いが伝わるように配慮した方が誤解が生まれにくくなります。
地域の風習が違うときはどうすべき?
両家で習慣が異なる場合、どちらか一方のやり方に無理に合わせるよりも、間を取った“中立的なスタイル”にするとトラブルを避けやすいです。最近では「カード型ギフト」で柔軟に対応するケースも増えています。
引き出物は何品がベスト?
全国的には「3品(引き出物・引き菓子・縁起物)」が定番ですが、関西では5品を重視するなど地域差があります。
出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2024
によると、最近は“品数よりも中身の充実度”を重視する傾向も高まっています。
カードタイプでも失礼にならない?
贈り方次第では十分丁寧に見える形式です。特にKIZUNAなどのように高級感のあるデザインやしっかりしたパンフレット付きのものを選べば、年配ゲストにも違和感なく受け取ってもらえることが多いです。
両親には品物のほうが良い?
気持ちの伝え方として“形に残る記念品”を好むご両親も多いです。とはいえ、家庭によっては「物はいいから気持ちで十分」という方もいるため、事前にさりげなく好みを探っておくのがベターです。
祖父母への配慮も必要?
祖父母は特に“形式や節目”を大切に感じる傾向があるので、引き出物の内容にこだわるよりも「選んでくれたこと自体」に喜んでくれる場合が多いです。好みに合う和菓子やタオルなどが無難な選択肢かもしれません。
贈り忘れた場合のフォローは?
万が一贈り忘れた場合は、気づいた時点でお詫びのメッセージと共に、別送で品物を送るのが最善です。手紙やメッセージを添えるだけでも印象は全然違いますし、遅れても「気にかけてくれたんだな」と伝わります。
この記事のまとめ
親族への引き出物――必要かどうか、金額はいくらが妥当か、地域差や形式の違いなど、私自身も本当にたくさん迷いました。だけど今振り返って思うのは、「何を贈ったか」よりも、「どう考えて、どう届けたか」がいちばん大切だったということです。
両親や親族は、形式よりも“気持ち”に敏感です。でもその気持ちは、ちゃんとカタチにしてこそ伝わる。だからこそ、相場やマナーを参考にしながらも、自分たちらしい引き出物を選ぶことが、きっと後悔のない答えにつながるんだと思います。
地域の文化に寄り添いながら、自分たちの思いも大切にできる――そんなバランスを見つけるヒントに、この記事が少しでもなっていれば嬉しいです。
あなたの門出に、心から「おめでとう」と言わせてください。