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結婚式引き出物の基本とおすすめギフト|相場・マナー・おしゃれな選び方



結婚式引き出物の基本とおすすめギフト|相場・マナー・おしゃれな選び方



結婚式における引き出物は、ただの贈り物ではありません。ゲストへの感謝の気持ちと、結婚式の記憶を形として残すための大切な存在です。とはいえ、「何を選べばいいの?」「相場ってどれくらい?」「親族と友人で贈るものは変えるべき?」など、初めて準備する新郎新婦にとっては不安や疑問も多いはずです。この記事では、引き出物の基本的な意味や歴史から、現代の選び方、相場、マナーまでを丁寧に解説します。特に人気の高いおしゃれなカタログギフトやカード式ギフトの魅力も取り上げながら、失敗しない引き出物選びをサポートします。情報収集だけでなく、実際のギフト選定にも役立つ内容を網羅しているので、結婚式準備中の方はぜひ参考にしてください。

📌目次





引き出物とは?結婚式における意味と起源

引き出物とは、結婚式に参列してくれたゲストへの「感謝のしるし」として贈る記念品です。ただのプレゼントではなく、日本の慣習と文化に根ざした儀礼的な意味を持っています。現代ではギフト選びの自由度も増していますが、もともとは非常に格式を重んじた風習でした。このセクションでは、引き出物の語源や起源、そして現代の意味づけについて解説します。伝統の理解は、形式に迷ったときの道しるべにもなります。

結婚式で贈られる引き出物の意味や歴史を振り返りながら、現代における役割を解説する様子


引き出物の歴史と変遷

「引き出物」という言葉は、もともと平安時代の貴族文化にさかのぼります。当時、宴のあとに主人が馬や装飾品を「引き出して贈った」ことからこの名がついたとされています。江戸時代になると、武家社会では刀や扇などを贈る風習に変化。庶民階級でも、冠婚葬祭で何かしらの品を贈るという文化が定着しました。
現代の引き出物のスタイルに大きな影響を与えたのは、昭和以降のブライダル産業の発展です。結婚式が一大イベントとなり、ギフト産業も急拡大。百貨店やギフト会社が提案する引き出物セットが定番化し、「記念品」「引き菓子」「縁起物」の三品スタイルが浸透しました。



結婚式で贈る意味と現代的な解釈

かつては格式を示す側面が強かった引き出物ですが、今では「ゲスト一人ひとりへの感謝を表す個別の贈り物」としての意味が強まっています。特に近年はカジュアル婚や家族婚など形式にとらわれないスタイルが増え、ギフトもより自由に、多様に選ばれるようになりました。
新郎新婦にとっては、引き出物は単なる「モノ」ではなく、結婚式におけるメッセージ性や価値観を反映するものです。たとえば「エシカル」「サステナブル」な商品を選ぶカップルも増えており、形式よりも“想い”を重視する傾向が見られます。
式場プランナーの間でも「ギフトには“新郎新婦らしさ”を持たせることが大切」とされており、個性やセンスが求められる場面でもあります。



引き出物の相場・品数と贈り分けの考え方

引き出物の金額や品数には明確な決まりがあるわけではありませんが、一般的な目安やマナーが存在します。ゲストによって期待値や立場が異なるため、一律に揃えるのではなく「贈り分け」も重要なポイントになります。ここでは、結婚式の引き出物を選ぶうえで知っておきたい相場の考え方、贈る品数のルール、そしてゲスト層ごとの贈り分けについて具体的に解説します。

結婚式の引き出物における相場や品数、ゲストごとの贈り分けについて検討するカップルの様子


ゲスト別の相場と目安金額

引き出物の相場は、地域や式のスタイルによって幅がありますが、全国的な傾向としては以下のような水準が一般的です。

  • 親族:1人あたり8,000〜12,000円程度
  • 上司・目上の方:7,000〜10,000円程度
  • 友人・同僚:5,000〜7,000円程度

これは「披露宴での飲食代の半額程度を目安にする」という“半返し”の文化が背景にあります。ただし、最近では形式にとらわれず、ゲストの人数や会費制スタイルに応じて調整するケースも増えています。
例えば、カジュアルな会費制ウェディングでは引き出物の価格を抑える代わりに、おしゃれで実用的なギフトを選ぶ傾向があります。

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2024


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によると、ゲスト1人あたりの引き出物平均額は全国平均で約6,500円という結果も出ています。



品数の基本ルールと構成の工夫

一般的に、結婚式の引き出物は「記念品」「引き菓子」「縁起物」の3点セットが基本とされてきました。これは「三品で揃えることで縁起が良い」とされる慣習に基づいたものです。ただし、近年は1品や2品で構成するケースも増えており、必ずしも3品にこだわる必要はありません。
カタログギフトを中心に1品で済ませ、その分価格帯を高めに設定するカップルも増加中です。こうした柔軟な構成は、ゲストの好みに応じて選べる点で喜ばれやすくなっています。また、3品構成でも小さく軽いものを選べば、持ち帰りの負担を軽減できます。



贈り分けのマナーと注意点

贈り分けとは、ゲストの関係性や立場によって引き出物の内容や価格を調整することです。親族や上司など目上のゲストには、やや高価格帯の品を贈り、友人や同僚には実用性やデザイン重視のアイテムを選ぶ傾向があります。
ただし、極端な格差は避けるべきです。披露宴後にゲスト同士が中身を見せ合う場面もあり、不公平感が出るような構成はトラブルの元となります。そのため、価格帯に差をつける場合は、デザインやパッケージに統一感を持たせるなどの配慮が必要です。

詳しくは【引き出物カードのおすすめまとめ】も参考にしてください

【2025年最新版】厳選!引き出物カードおすすめサービス|人気ランキング8選!






おしゃれで喜ばれる引き出物の選び方

最近の引き出物は、「見た目のセンス」や「実用性」が重視される傾向にあり、定番の品ではなく“おしゃれで今っぽい”ギフトが好まれるようになっています。カタログギフトやカード型ギフトのように、渡す手軽さと選ぶ楽しさを兼ね備えた形式は特に注目されています。このセクションでは、人気の引き出物アイテムの特徴や、おしゃれさを演出するための選び方のポイントを解説します。

カタログギフトやカード型など、おしゃれな引き出物の候補を比較しながら選ぶシーン


人気のアイテムとその理由

人気の引き出物にはいくつかの傾向があります。特に支持されているのは「カタログギフト」「グルメ系ギフト」「上質な日用品」の3ジャンルです。
✔️ カタログギフト:ゲストが自分の好みに合わせて商品を選べるため、失敗が少ない
✔️ グルメ系ギフト:高級感があり、家庭で楽しめる実用性が評価される
✔️ 日用品(タオル・食器など):普段使いしやすく、パッケージも洗練されている
こうしたギフトは、「もらってうれしい」「実用的で邪魔にならない」という視点で選ばれており、個性的でありながらも誰にでも受け入れられるものが中心です。



カタログギフト・カード式ギフトの魅力

カタログギフトの進化系とも言えるのが「カード型ギフト」です。見た目は一枚のカードですが、中にあるQRコードから専用サイトへアクセスし、商品を選べる仕組みになっています。
この形式の最大の魅力は、ゲストが持ち帰る荷物が圧倒的に軽いこと。しかも後日、自宅に商品が届くため、遠方からの出席者や年配のゲストにもやさしい仕様です。
新郎新婦にとっても、宛先の準備が不要で、式場によっては持ち込み料もかからないといった利便性があります。後払い可能なサービスも多く、予算管理の面でも安心です。
近年利用者が増えている「KIZUNA」では、カード一枚で100点以上の厳選ギフトから自由に選べる仕組みがあり、カードデザインも価格帯ごとに異なるため、贈り分けにも最適です。

詳しくは【こちらの記事】も参考にしてみてください

引き出物カタログおすすめ品と相場を徹底解説【最新人気傾向】



おしゃれでセンスの良い選び方のポイント

おしゃれな引き出物に仕上げるためには、単に高価な品を選ぶのではなく、「統一感」や「世界観」が鍵になります。以下のようなポイントを意識すると、センスよくまとまった印象になります:
以下の点が人気の理由です:
・ブランドやデザインのテイストを統一し、全体に統一感を持たせる
・ナチュラル・和モダン・シンプルなど、式のテーマとギフトの雰囲気を合わせる
・パッケージやのし紙のカラーを工夫し、華やかさと上質感を演出する
このように視覚的な統一感と実用性を両立させることで、ゲストから「センスがいい」と思われる引き出物に仕上がります。



引き出物に関するマナーと注意点

引き出物選びは自由度が高まっている一方で、基本的なマナーを無視してしまうと、ゲストに不快感を与えてしまうリスクもあります。のしの表書き、地域ごとの風習、避けたほうがいい品物の選定など、見落としがちなポイントにこそ注意が必要です。ここでは、引き出物にまつわる基本マナーとよくあるNG例を解説し、失敗を防ぐためのチェックポイントを紹介します。

のしや表書き、地域によるルールの違いなど、引き出物のマナーを確認する様子


のし・表書きのルール

のしは、日本の贈答文化において「気持ち」を示す重要な要素です。結婚式の引き出物では、熨斗紙の水引は「結び切り(紅白10本)」が基本で、表書きには「寿」と記します。新郎新婦の名前を連名で入れるのが正式です。
水引の色や形を間違えると、仏事のような印象を与えてしまう恐れがあります。また、のしのデザインや筆耕も疎かにできません。手書きで整えるのが理想ですが、印刷であっても美しく仕上げる配慮が大切です。

出典:総務省 家計調査年報


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式場・地域ごとのローカルマナー

地域によっては「引き出物は5品が当たり前」というような風習が残っていることもあります。特に親族や地元の友人を多く招く場合、こうした文化差に配慮することが重要です。
たとえば、関西地方では「引き菓子」とは別に「縁起物」を重視する傾向があります。一方、関東ではカタログギフトと焼き菓子2品で完結させる家庭も一般的です。地域ごとのしきたりに不安がある場合は、事前に式場プランナーに相談しておくと安心です。



贈ってはいけないNGギフト

以下のような品物は、引き出物として避けた方が良いとされています。

  • 刃物:縁が切れることを連想させる
  • ハンカチ:漢字で「手巾(てぎれ)」と書き、涙を連想させる
  • 現金や商品券:形式がカジュアルすぎると取られることもある

こうしたNGアイテムは、意味だけでなく受け取る側の印象にも大きく関わるため、センス以前の問題として慎重に避けるべきです。
なお、近年は新郎新婦の考え方やゲスト層により許容される場合もありますが、「万人に受け入れられるか?」を基準に判断するのが無難です。
なお、カードタイプの引き出物を検討している方は、「のしデザインがあらかじめ整えられている」「地域の慣習にも柔軟に対応できる」といった点で、KIZUNAのような宅配型サービスを活用するケースも増えています。



よくある質問(FAQ)

引き出物の選び方やマナーに関する疑問をまとめて確認できる構成のページ内容


引き出物は何品が一般的?

地域差はありますが、全国的には「記念品」「引き菓子」「縁起物」の3品構成が基本とされています。ただし最近では1~2品に絞る家庭も増えており、形式にとらわれすぎず、ゲストへの配慮を優先する傾向が強まっています。



ゲストによって内容は変えるべき?

はい、親族・上司・友人など立場に応じて「贈り分け」するのは一般的です。ただし、価格差が大きすぎると不公平感が出るため、デザインやボリュームに統一感を持たせる工夫が求められます。



引き出物の注文時期はいつ?

式の約1カ月前までには発注を済ませるのが目安です。カード型などの場合、封筒準備や式場との調整も必要なため、余裕を持ったスケジュール管理が重要です。



会社関係・親族・友人で贈り分ける?

会社関係者にはフォーマルな印象のある記念品、親族には少し高価格帯の品を、友人にはおしゃれで実用的なアイテムを選ぶ傾向があります。出席者の関係性を踏まえて判断しましょう。



引き菓子や縁起物は必須?

必須ではありませんが、「ゲストの持ち帰りを楽しみにしている方」もいるため、形式に応じて調整すると良いでしょう。最近は、縁起物をあえて省略し、2品構成にする事例も増えています。



カード型と従来型はどちらが人気?

近年はカード型が急増しています。

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2024


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によると、宅配型やカタログ式の利用率は年々高まり、荷物の軽減や選べる楽しさが評価されています。



この記事のまとめ

結婚式の引き出物は、感謝の気持ちを形にして届ける大切なギフトです。本記事ではその起源やマナー、相場、おしゃれな選び方までを解説してきました。カタログやカード型のように、ゲストが本当に喜ぶスタイルも多様化しています。贈る相手を思い浮かべながら、自分たちらしい引き出物を準備することが、心に残る結婚式につながります。

結婚式の引き出物についてのポイントやマナーを総括し、実践に役立てるための総まとめ






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