そもそも贈り分けって何?
自分たちの結婚式へ参列してくれた大切なゲストへ感謝の気持ちを込めて贈る引き出物。
その引き出物をゲスト別に贈り分けをするのが今日では主流となりつつあります。
贈り分けといってもどのように分けるのか、どこまで贈り分けするのか…など迷っている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、贈り分けをするときの分け方、ポイントをご紹介いたします。
贈り分けの方法、みんなの贈り分けの決め方は?
贈り分けを決めるポイントは頂いたご祝儀の金額や、新郎新婦様との関係性によって分けています。分け方は、新郎・新婦様が、何を基準にするかによって異なってくるかとは思いますが、いくつか贈り分けを決めるうえでのポイントをご紹介いたします。
頂いたご祝儀で価格帯を分ける
一昔前は贈り分けをせず、ゲスト全員同じ引き出物を贈るのが一般的でした。それは、引き出物には、結婚式の記念品やお土産という意味が込められていた為です。
しかし、近年では参列してくれた感謝の他に、ご祝儀を頂いたお礼という意味合いも強くなりました。
ゲストによってご祝儀の金額が異なる為、いただいたご祝儀の金額を念頭に、新郎・新婦様は引き出物を価格帯で贈り分けをしているようです。
引き出物の価格帯は、ご祝儀を多く包んでくれそう、または、ご祝儀をたくさんいただいた…等で引き出物の価格帯を分けています。
新郎新婦様とゲストの関係性で分ける
結婚式には様々な関係性のゲストが参列されることと思います。
親戚、上司、部下、友人…様々な関係性のゲストへ贈り分けをしている人も多いようです。
一般的にご祝儀は関係性によっておおよその目安、相場があります。いただくご祝儀の相場から金額を想定し、見合ったものを用意します。
メインの引き出物はご祝儀の約10%程度の価格が引き出物の目安の金額と言われています。
ご祝儀の金額に関わらず、引き菓子・縁起物はそれぞれ1,000円前後が相場になっています。
例)友人や同僚などのご祝儀相場3万円の場合
メイン引き出物・・・3,000円前後
引き菓子・・・1,000円前後
縁起物・・・1,000円前後
一人あたりトータル5,000円前後でご用意
例)親族や上司などのご祝儀相場5万円の場合
メイン引き出物・・・5,000円前後
引き菓子・・・1,000円前後
縁起物・・・1,000円前後
一人あたりトータル7,000円前後でご用意
他には、受付やスピーチ、余興などで協力してくれた方へもう一品贈るなどしている方もいらっしゃるようです。
ゲストの年齢層や家族構成で分ける
年齢層によって喜ばれる物は異なります。
また、そのゲストの生活スタイルでも貰って嬉しいものと少し困ってしまうものもあるかと思います。ご家族と一緒に暮らしていたり、お子様がいらっしゃるゲスト、一人暮らしや独身などなど・・・様々いらっしゃるかと思います。
そういった年齢層や家族構成などでも贈り分けをしている方も中にはいらっしゃるようです。
贈り分けをするときのポイント・注意点
次にご紹介するのは、贈り分けをするときにおさえるポイント・注意点をご紹介いたします。
まずは結婚式場が贈り分け対応可能か確認する
贈り分けを検討する際、まずは結婚式場に贈り分けの対応が可能か確認が必要です。
引き出物の内容が決まった後に、結婚式場が贈り分けの対応をしていなかった場合、また1からやり直さなくてはいけません。
時間も手間もかかってしまう為、贈り分けを検討している場合は、先に結婚式場に確認しておくことをお勧めします。
必ず贈らなければいけないものがあるか確認する
地域によっては、贈る定番の品物が決まっている場合がございます。そうした地域特有の風習は、事前に確認しておきましょう。また、両家のご両親にも確認しておくと安心です。地域の風習だけではなく、決まり事やしきたりなどがあるご家庭もあります。その為、事前に両家に確認し、必ず贈っているものが用意されていなかったなどのトラブルにならないよう注意しましょう。結婚式場に確認するのと同じ位、地域の風習や、両家に確認は忘れられることが多いので、始めに確認しておく方が良いでしょう。
引き出物の内容に差がつき過ぎないようにする
ゲスト同士で引き出物の内容が違うことが発覚した場合、気まずくなってしまったり、関係性が悪くなってしまう恐れがあります。その為、親族、上司、友人などのグループ内では、引き出物の内容に差がつき過ぎないよう特に配慮した方が良いでしょう。関係性が近かったり、同じグループの友人などの中では贈り分けをしない方が安心です。
どうしても差がついてしまう場合は、袋や大きさ、数を一緒にするなど配慮すると良いでしょう。今後の関係性を大切にするためにも、一目では分かりにくいように十分注意し、準備しておく事をお勧めいたします。
贈り分けはゲストへの配慮にも繋がる
引き出物の贈り分けは、いただいたご祝儀の金額を念頭に選ばれていることが多いようです。今日では、贈り分けは定番となりつつあり、珍しいことではなくなっています。
贈り分けは、ご祝儀の金額のみで分けているのではなく、贈るゲストへの配慮もあります。ゲストの家族構成や、年代も考慮し、喜んでもらえるように選ぶことでゲストへの配慮にも繋がります。
贈り分けをする際、2~3パターンで選ばれることが多いようです。贈り分けをする際は、あまり差をつけすぎないことや、同じグループ内での贈り分けは注意するなど、しっかりとポイント・注意点をおさえましょう。
お二人の結婚式へ参列されたゲストへの感謝の気持ちを込めて、喜んでもらえるよう取り入れてはいかがでしょうか。