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親族への引き出物|相場・マナー・贈り分けの正解を体験談と実例で解説



親族への引き出物|相場・マナー・贈り分けの正解を体験談と実例で解説



結婚式の準備って、思っていた以上に細かい決めごとが多くて驚きますよね。特に悩ましいのが、親族への引き出物。友人ゲストとは違う気遣いが必要で、「これで失礼にならないかな?」と不安になる方、多いんじゃないでしょうか。

私自身も、親戚の伯父に「これはうちだけ違うものだったけど、何か意味あるの?」と聞かれて、心臓がキュッとしました。もちろん悪気はなかったと思うんです。でもその一言で、「あれ、渡し方間違えたかな?」と気になってしまって…。
こんなふうに、引き出物は感謝を伝えると同時に、相手との関係性に気を遣う部分でもあるんですよね。

この記事では、そんな親族への引き出物選びで失敗しないための「相場・マナー・選び方」を、自分の体験とブライダル関係者から聞いた話も交えながら、丁寧に掘り下げていきます。地域差や年代別の違いも取り上げながら、「自信を持って贈れる引き出物とは?」を一緒に考えていきましょう。

📌目次





引き出物を親族に贈るときの基本ルール

親族へ引き出物を贈るとき、私たちがつまずきやすいのが「どこまで気を遣うべき?」という線引き。友人ゲストとは違って、親族は年齢層も広く、地域のしきたりや家の風習が関係するケースも多いからこそ、“常識”のつもりが“非常識”になってしまうことも。
親族への引き出物に関しては、マナー本のような型よりも、「実際どうだった?」というリアルな声が参考になります。今回は私の体験を軸に、どんな考え方で選べば安心か、そのポイントをまとめていきます。

結婚式で親族に贈る引き出物の意味や立ち位置について話し合う新郎新婦の様子


引き出物の意味と役割をあらためて確認

ちょっと話がそれるんですが、そもそも引き出物って、何のために渡すんでしょう?
私自身、打ち合わせ中にプランナーさんから「引き出物は感謝の気持ちを形にするもの」と聞いて、「ああ、やっぱり“ありがとう”の意味があるんだな」と改めて納得しました。
元々は披露宴での“お土産”のようなもので、今では結婚式に来てくれたゲストへの感謝と、「これからもよろしくお願いします」のメッセージを込めて贈られるのが一般的です。だからこそ、相手との関係性が濃い親族には、より丁寧に対応したいもの。
ギフトの内容や見た目以上に、「あなたを大切に思っています」という気持ちが伝わるかが大切なんです。



親族への引き出物はなぜ特別扱いされるのか

友人や職場関係とは違い、親族は「家族」としての立場がある分、ちょっと距離感も独特です。たとえば、親戚の中に年配の方がいれば、「縁起を担ぐものを入れてほしい」と言われることもあるし、「うちの地域ではこれが定番」といった習慣があることも。
私の親戚にも“引き出物に鰹節は必須”という家がありまして…。正直、「今どき鰹節?」と思ったんですが、それが伝統なんだと聞いて、納得して入れたんですよ。そしたら伯母が「うちのしきたりを覚えててくれて嬉しかった」って涙ぐんでくれて、逆に私のほうがジーンときてしまいました。
つまり、親族の引き出物は「一律にこれでOK」じゃないんですよね。家それぞれの思いや文化に寄り添うことが、何より大切なんだと気づかされました。



親族の引き出物の相場と品数の目安

「親族への引き出物って、いくらぐらいが普通なの?」という疑問、これは私も何度も検索しました。友人ゲストより金額が高くなる傾向があるのは知っていたけれど、どこまでが“妥当”で、どこからが“やりすぎ”なのか、そのラインがとにかく曖昧で…。
結論から言えば、地域・年代・家族の価値観によって、親族の引き出物相場はかなり変わります。
だからこそ「全国平均はこう」と言い切るよりも、自分たちの周囲や地域の慣習に沿った金額・品数を見極めることが大切なんです。

地域や年代によって異なる親族への引き出物相場の比較表を見て悩むカップルの様子


年代別・地域別で見た相場感の違いとは

「ご祝儀が多いから、引き出物も多めにしないと…」そう焦る気持ち、私にもありました。実際、親族からのご祝儀は5万円〜10万円が多く、友人の倍近いことも。その分、引き出物も「ちゃんと返さなきゃ」という意識が働きますよね。

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2024

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によると、親族への引き出物平均金額は7,000円〜10,000円台が中心。これに引き菓子や縁起物を加えると、合計で1万円〜1万5千円前後が相場になることが多いです。
ただし、これは「関東の場合はそうだけど、関西はまた違うよ」という声もある通り、地域によって慣習がバラバラ。たとえば関西では「3品必須」の考えが強い地域もありますし、東北の一部では、引き出物に家紋入りの品を入れることが通例だったりもします。
なので、「平均はこうらしいよ」よりも、「うちの親はどう思ってるかな」「兄弟のときはどうしてたかな」と、身近な事例を元に調整するのが賢いやり方だと感じました。



品数は何品が妥当?周囲とのバランスの取り方

式場で初めて「3品セット」「2品セット」「1品のみ」といった選択肢を見たとき、正直混乱しました。しかも、ゲストごとに変えてもいいと聞いて、「そんな自由でいいの?」って思ったんです。
でも、実際のところ親族には“しっかり3品”が根強い人気。理由は、「縁起が良いとされる“奇数”」「お返しの気持ちを丁寧に伝えたい」など様々です。
対して、友人や同年代のゲストには、1品や2品のコンパクトな構成が支持されがち。そう考えると、やっぱり親族は“きちんと型を守る”という意識が強い層なのかもしれません。

以下の点が多くのカップルに支持される理由です
  • 縁起物・引き菓子・メインギフトの3点構成が定番
  • 相手の年齢層が高いほど、形式的な構成を重視されやすい
  • 家族に相談した際も「3品でしょ」と即答されることが多い


こうやって並べてみると、親族に限っては“型通り”が安心材料になることもあるとわかってきます。柔軟さよりも、「きちんと感」のほうが重視される傾向、あると思います。






引き出物選びで失敗しないための考え方

引き出物を親族に贈るとき、「この品で本当に喜んでもらえるのかな?」という不安がつきまといますよね。実は私も、最初に選んだギフトを母に見せたら、「伯父さんには向いてないかも」と言われて、慌てて変更した経験があります。
親族は、年齢も趣味もバラバラ。しかも、親族同士で「同じ物を渡すか、贈り分けるか」という判断も必要になるため、一度“正解”を見つけたと思っても、それがすべての人に通用するわけではないのが難しいところです。
でも安心してください。ここでは、贈り分けやカタログギフトの活用など、親族に寄り添った選び方のポイントを、私の体験も交えながらお伝えしていきます。

親族に喜ばれる引き出物を選ぶために試行錯誤する新郎新婦の姿


「贈り分け」が必要な理由とその方法

「みんな同じでいいかな?」と最初は思っていたんです。でも、いざ親族の顔ぶれを思い浮かべると、伯母は上品な雑貨が好きそうだし、いとこは食べ物に興味なさそうだし…。そんなふうに考えていくと、「やっぱり一律はちょっと無理かも」となったんですよね。
それに、相手によってご祝儀額が大きく違うケースもあるから、“贈り分け”をするのはマナーというより、むしろ配慮や気遣いなんだと気づきました。
とはいえ、贈り分けには「見た目で差が出すぎない工夫」も必要です。私たちが使ったのは、同じデザインの封筒に、価格帯だけを変えた引き出物カード。これなら、当日の見た目には差が出ず、後から中身で違いが出せるのでとても便利でした。
最近では、「KIZUNA」のような宅配型の引き出物サービスも増えていて、贈り分けしやすいと感じました。カード1枚で手軽に渡せて、ゲストが好きな時間に選べるから、親族のように“好みが読みにくい相手”にはぴったりです。

▶詳しくは【引き出物カードのおすすめまとめ】も参考にしてください。

【2025年最新版】厳選!引き出物カードおすすめサービス|人気ランキング8選!



カタログギフトは親族向けにどう活かす?

一時期、「親族にカタログギフトって失礼じゃない?」って声もありましたよね。でも、今はむしろ逆で、「自分で選べるからありがたい」という声が増えてきています。
実際、私の伯父からは「これ自分で選べたの?便利な時代だね」とニコニコしながら言われて、「選ばせてよかったな」と感じました。
カタログギフトの中には、高級感のある和風の表紙や、シニア層向けの食器・寝具・グルメが揃ったものも多く、“親族向けの品揃えに特化したもの”を選べば失礼どころかむしろ喜ばれるケースが多いんです。

選ぶときのポイントとしては、以下のような点が挙げられます
  • 落ち着いたデザインで、高齢ゲストにも親しみやすい
  • 実用品や消え物が中心で、好みの幅をカバーしやすい
  • 価格帯の調整がしやすく、贈り分けにも柔軟に対応できる


こうした特徴から、カタログギフトは“選べる自由”をプレゼントできる手段として、親族にこそ向いていると感じています。

関連の傾向は【引き出物カタログおすすめ品と相場を徹底解説】でも詳しく紹介されています。

引き出物カタログおすすめ品と相場を徹底解説【最新人気傾向】



親族への引き出物マナーと注意点まとめ

どれだけ気を遣っても、親族への引き出物って「どこかで地雷踏んでないかな…」って不安になりますよね。友人ゲストと違って、年齢層も幅広く、地域のしきたりや“家としての立場”も関わってくるからこそ、ちょっとした気の緩みが“非常識”と受け取られる可能性があるのが怖いところ。
私が式を挙げたときも、母から「のしの書き方、大丈夫?」「親戚の名前、旧字だった気がするよ」と指摘されて…心底ヒヤッとしたのを覚えています。
それだけマナーの基本を押さえておくことが、親族との関係をスムーズに保つうえで大切なんです。

引き出物に添えるのしや名前の書き方について確認している場面


「のし」「表書き」「名前」の書き方ポイント

のし紙や表書きのルールって、正直ややこしいですよね。私も最初は「結婚式は『寿』って書けばOKでしょ?」くらいに思ってました。でも、親族の場合は「名字の表記」「連名にするかどうか」「旧字体を使うか」など、細かい点でチェックされる可能性があるんです。
以下の点に注意することで、印象を損ねずに引き出物を渡せます:

  • 表書きは「寿」が基本。ただし親族によって「内祝」や「御礼」を使う場合も
  • 新郎新婦どちらの名字を書くか、地域によって判断が異なることがある
  • 旧字(例:髙・齋・邊など)の確認を親族名簿と照合しておくと安心

こういった細かい部分を丁寧に扱うことで、「ちゃんとしてるね」「信頼できる夫婦だね」と思ってもらえる空気が生まれるものなんですよね。



よくあるNG例とその回避法

実際に私が見聞きした中で、「これは気をつけないと」と思ったNG事例がいくつかあります。
たとえば、親戚に贈った引き出物のうち、一部だけが熨斗なしで届いたというケース。どうやら配送時にのし設定が漏れていたらしく、後でトラブルになってしまったそうです。
他にも、「縁起物を入れていなかったために、『縁起を担がないのか』と陰で言われた」といった話も。これは本当に些細な行き違いから生まれる誤解なんですが、親族は遠慮して表では何も言わないぶん、あとあと気まずくなるケースも少なくないんです。
そうならないためには…

  • ギフト業者に「のし設定」「表書き記載」「名前確認」をダブルチェックする
  • 縁起物の有無を家族に相談しておく
  • 宅配型のサービスであっても、のしや説明書を忘れずセットする


もらえる確率はぐんと高まります。
ちなみに、私たちが利用したKIZUNAでは、のし・封筒・カードのセットが最初から用意されていて、表記ミスの心配もなかったのでかなり安心感がありました。



よくある質問(FAQ)

親族への引き出物に関する疑問を抱える人々の声や質問が集まっている様子


親族だけ品数を変えても大丈夫?

はい、問題ありません。実際に私たちも親族には3品、友人には2品と贈り分けましたが、当日の見た目に差が出ないよう、包装や袋を統一すれば違和感はほとんどありません。むしろ「気を遣ってくれたんだね」と感謝されました。



親戚が遠方から来る場合、何を贈ればいい?

遠方から来られる親族には、宅配型の引き出物や軽量なカタログギフトが喜ばれます。持ち帰りの負担が少なく、後から選べるスタイルは特に好評でした。荷物の量を抑えることで「帰りが楽だった」と言われることも多いです。



引き出物を辞退されたらどうする?

「お気持ちだけで十分だから」と辞退されるケースもあります。その際は無理に贈らず、代わりにお礼状や手紙を添えて菓子折りのみを贈るなど、相手の意向に寄り添った形で対応するのが良いでしょう。



親族と友人で金額に差が出てもいい?

はい、一般的に親族のほうがご祝儀が高額になるため、引き出物の金額や内容に差をつけることはよくあります。贈り分けをする際は、袋やパッケージで見た目を揃えれば、周囲からの印象も良好です。



再婚の場合の親族引き出物の考え方

再婚の場合、親族間での関係性が微妙なケースもあります。形式にとらわれず、相手との距離感や過去のやりとりを考慮して選ぶことが大切です。親や兄弟と相談しながら内容を決めるのがおすすめです。



親族の中でも贈る相手を選んでいい?

贈る相手を限定しても問題ありません。ただし、親族内で極端な差が出ないように注意が必要です。たとえば「子どもには渡さない」などのルールを家族で共有し、あらかじめ線引きしておくことで、後のトラブルを防げます。



この記事のまとめ

親族への引き出物って、最初は「相場はいくら?」「友人と同じでいいの?」と、わからないことだらけで不安になりますよね。私も、あの頃は「絶対失礼になりたくない」という思いだけで空回りしていました。
でも今回お伝えしてきた通り、親族には“形式と気持ちの両立”がとても大事なんです。

  • 相場は1万円前後が目安だけれど、地域や年代、家族の風習によって調整が必要
  • 品数は3品が主流。ただし無理せず、友人や同世代とバランスを見て選ぶ
  • 贈り分けにはカタログギフトやカード型の活用が便利でスマート
  • のしや表書き、名前の書き方まできちんと確認しておくと安心
  • 迷ったら「相手の立場に立って考えること」が一番の正解

こうして改めてまとめてみると、大切なのは“相手を思う気持ちがちゃんと伝わるか”どうかなんですよね。
形式を整えるのは、その気持ちをきちんと届けるための手段。だからこそ、「マナーを守らなきゃ」じゃなく、「失礼のないようにしたい」という優しさを軸にすれば、自分なりの答えがきっと見えてくるはずです。
あなたが選んだ引き出物が、親族の心にちゃんと届きますように。

親族向け引き出物選びのポイントを振り返りながら、安心した表情を見せる新郎新婦






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