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引き出物カードの使い方と演出アイデア5選【結婚式を彩る実例付き】



引き出物カードの使い方と演出アイデア5選【結婚式を彩る実例付き】



結婚式という人生の一大イベントでは、ゲストへの感謝の気持ちをいかに伝えるかが大切なテーマになります。その中で「引き出物カード」は、見た目のスマートさと実用性を兼ね備えた新しいギフトの形として注目されています。荷物にならない点や、自由にギフトを選んでもらえる仕組みなど、多くの新郎新婦から選ばれているのがこのカード形式です。

300組以上の挙式をサポートしてきた元ブライダルプランナーとして、実際に会場で活用された演出例や、お客様の声を数多く見てきました。本記事では、引き出物カードを使って結婚式の演出に取り入れる具体的なアイデアや、ゲストに喜ばれる工夫をわかりやすく紹介していきます。これから結婚式を迎える方にとって、実践しやすく参考になる内容を目指しています。

📌目次





引き出物カードとは?基本の仕組みと魅力

引き出物カードは、結婚式当日にカード1枚を手渡すだけで、後日ゲストが自分の好きなタイミングでギフトを受け取れる形式の新しい引き出物です。従来のような重たい紙袋を持ち帰る必要がないため、遠方からのゲストや年配の方にも喜ばれやすく、式場でも取り入れるケースが増えています。カタログギフトと似た仕組みですが、手元に残るのはカード1枚。ゲストがスマートフォンやパソコンから希望のギフトを選ぶ仕組みとなっています。
また、近年の結婚式では“おもてなし”の形が変化し、見た目の洗練やパーソナライズ性が重視される傾向があります。引き出物カードはその流れを反映し、演出と実用性の両立を叶えるアイテムとして注目されているのです。

ゲスト目線の配慮や準備の簡便さなど、引き出物カードを使った演出の利点を紹介するシーン


カード型引き出物の仕組みを知ろう

引き出物カードは、封筒に入ったカードに記載されたQRコードやURLから、ゲストが自分で商品を選んで申し込む形式です。新郎新婦は結婚式の前にカードを準備し、当日受付や席にてゲストに手渡すだけで済みます。申し込み期限内に注文がなかった場合は、返金対応されるサービスもあるため、無駄が出にくい点も大きなメリットです。
私が担当したある結婚式では、ゲストの約9割が式の翌日中に引換を完了しており、利便性の高さが実証されました。この形式は、荷物を気にせず式を楽しみたいというゲストのニーズに応える、現代的なギフトの選び方といえるでしょう。



なぜ今、引き出物カードが選ばれるのか

コロナ禍を経て、衛生面や利便性への配慮が重視されるようになりました。その中で注目されたのが、非接触で完結できる引き出物カードという形態です。また、結婚式後の配送という仕組みにより、式場側のオペレーションも軽減され、スタッフ負担の軽さから式場でも採用されることが増えています。
さらに、個性的なカードデザインや選べるギフトのラインナップも進化しており、KIZUNAのように100点以上のアイテムから選べるサービスも人気です。ゲストが好みに応じてギフトを選べるため、贈る側・受け取る側の満足度が両立できる点が評価されています。
出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2024(https://souken.zexy.net/data/trend2024/XY_MT24_report.pdf)



結婚式の演出に引き出物カードを使うメリット

結婚式の準備には限られた時間と多くの選択が伴います。そんな中で「引き出物カード」は、演出面でも準備面でも大きなメリットをもたらしてくれます。ゲストへのおもてなしにこだわりつつ、スマートな進行を目指すカップルには特に人気のアイテムです。ここでは、実際に現場で感じたメリットを交えながら解説します。

実際の結婚式で引き出物カードを使って演出された場面を振り返るカップルとプランナーの会話


ゲスト目線で考える引き出物の工夫

結婚式に参加するゲストにとって、引き出物の重さや大きさは意外なストレスになることがあります。遠方から電車で来る方、子ども連れの方、年配のゲストなど、荷物の負担はなるべく軽くしたいところです。引き出物カードであれば、その場ではカード1枚のみの受け取りで済み、持ち帰る必要がありません。
以前担当したご夫婦は「親族が飛行機で来るから、できるだけ軽いものにしたかった」とのことで、引き出物カードを選びました。結果として、年配の親族からも「助かった」という声が寄せられ、非常に満足度の高い対応となりました。このようにゲストの立場を考えた引き出物選びは、おもてなしの心を伝える大切な要素です。



忙しい新郎新婦に嬉しい準備の簡便さ

引き出物を選び、梱包し、式場へ搬入するという従来の準備は、非常に多くの労力を伴います。特に品数が多い場合、搬入の手間や搬入タイミング、持ち込み料などの問題が発生しがちです。カード型を採用すれば、それらの準備が大幅に簡略化できます。
KIZUNAでは、ゲスト自身がスマホから配送先を登録できるため、新郎新婦が住所を回収する必要もありません。さらに、引き出物の受取がなかった分は返金される仕組みもあり、無駄を省いたスマートな運用が可能です。忙しい結婚式準備期間において、このような手間削減は大きな魅力となります。

詳しくは、カード形式の魅力をまとめた【引き出物カードのおすすめまとめ】も参考にしてください。

【2025年最新版】厳選!引き出物カードおすすめサービス|人気ランキング8選!






引き出物カードを使った演出アイデア5選

引き出物カードは、単に渡すだけでなく、演出の一部として活用することで、ゲストに強く印象づけることができます。ここでは、実際の結婚式で採用された事例をもとに、ゲストの心に残る演出アイデアを5つ紹介します。それぞれが簡単に取り入れられる工夫ばかりなので、ぜひ参考にしてください。

カードデザインや贈り分けの工夫を考慮しながら、引き出物カードを比較検討しているカップルの姿


ウェルカムスペースで引き立てる

ゲストを迎える最初のスペースに、引き出物カードをあしらった演出を加えることで、一気に期待感を高められます。例えば、受付横にカードを並べた専用ディスプレイを設けたり、名前札付きで飾ることで、ゲストへの歓迎の気持ちが伝わります。過去に担当したカップルは、テーマカラーに合わせたリボンでカードを装飾し、「素敵な演出だった」との声が多く届きました。



席札と一体化したギフト演出

引き出物カードを席札に添える、あるいはカード自体を席札デザインにしてしまうというアイデアも人気です。これにより、席に着いた瞬間から「特別感」が演出され、式の始まりからワクワク感を高めてくれます。ゲストの名前入りでカスタマイズすることで、より一層のパーソナルギフトとして印象に残ります。



メッセージカードに想いを込めて

引き出物カードに、新郎新婦からの手書きメッセージを添えるだけで、心のこもった演出になります。特に親しい友人や親族には、個別に感謝の言葉を記すことで、一生の思い出に残る贈り物になります。あるご新婦は、全員分のカードにメッセージを書き、「もらって泣きそうになった」と言ってもらえたことを喜んでいました。



フォトブースと連動したギフト体験

披露宴会場やウェルカムスペースに設けたフォトブースで撮った写真と、引き出物カードをリンクさせる演出もおすすめです。QRコードを読み取ってそのままギフト選択へ進める仕掛けにすることで、参加体験とギフトの一体感が生まれます。イベント感が強くなるため、カジュアルなパーティーにも好相性です。



サプライズタイミングで渡す感動演出

最後の挨拶やお見送りの際に、予想外のタイミングで引き出物カードを手渡すと、サプライズ効果が際立ちます。特に「今は何ももらっていないな」と感じていたゲストにとって、感動的な印象が残ることでしょう。ある披露宴では、新郎が直接親へ手渡しし、その場で涙を誘ったシーンがとても印象的でした。



引き出物カード選びで押さえるべきポイント

引き出物カードは、ギフトの中身と同じくらい、カード自体の選び方も重要です。デザインや価格帯の選定、贈り分けの工夫など、細部にこだわることでゲストの満足度は格段に高まります。ここでは、カード選びで意識すべき実用的なポイントを紹介します。

引き出物カードに関する疑問や不安を解消するためのQ&Aセッションの様子


ゲストの属性に応じた贈り分け術

親族、会社関係、友人といったゲストの立場に応じて、贈る引き出物を変えるのが近年の主流です。引き出物カードを活用すれば、カードの色や内容を変えるだけで贈り分けが簡単にできます。たとえば、KIZUNAでは価格帯ごとにカードデザインが異なるため、ゲストの属性に合わせて自然にグレードを変えることが可能です。
以前の式では、親族には3品セット、友人には1品の高額ギフトといった工夫で贈り分けを行った新郎新婦がいました。結果、すべてのゲストから「自分に合った内容で嬉しい」と好評を得ており、心遣いが伝わる工夫としておすすめです。



カードデザインとギフト内容の選び方

カードのデザインは、結婚式全体のテーマやカラーに合わせて選ぶと統一感が出ます。また、ギフト内容はグルメ、生活雑貨、コスメなど、選択肢の幅が広いサービスを選ぶと、多様なニーズに応えやすくなります。
KIZUNAでは、100点以上の商品ラインナップがあり、ゲストが好みに合わせて自由に選べる仕組みが特徴です。選択肢が豊富であることは、満足度の高さにも直結します。式の演出やメッセージカードと合わせて、全体をパーソナルに演出すると一層心に残る贈り物になるでしょう。
関連するトレンドについては【こちらの記事】で紹介されています。

2025年版|ソーシャルギフトで差をつける!結婚式引き出物の新常識



よくある質問(FAQ)

引き出物カードの演出や選び方のポイントを振り返って整理している場面


引き出物カードはどこで買えるの?

引き出物カードは、ブライダル専門の通販サイトや、結婚式場と提携したギフトサービスから購入できます。特にKIZUNAなどのオンラインサービスは、ネット注文でカードが自宅に届くため、忙しいカップルにも人気があります。



年配ゲストにもわかりやすい?

はい。多くの引き出物カードは、シンプルで視認性の高いデザインと、丁寧な説明書がセットになっており、高齢のゲストにも安心して利用してもらえるよう工夫されています。スマホが苦手な方には代理注文も可能です。



カードが届かない・無くした場合は?

カードを無くした場合、サービス会社に問い合わせれば再送や引換対応が可能なことが多いです。ただし、引換期限があるため、早めの対応が必要です。ゲストへの案内には、サポート体制についても一言添えると安心です。



結婚式のどのタイミングで渡すのが良い?

多くの場合は受付時に渡すことが一般的ですが、最後の挨拶やお見送り時に渡すサプライズ演出も効果的です。演出の流れに合わせて、最適なタイミングを選びましょう。



カード型とカタログ型の違いは?

カード型は手軽さとスマートさが特徴で、荷物にならない点が魅力です。一方、カタログ型はその場で選べる喜びがありますが、持ち帰りが必要になります。式のスタイルやゲスト層によって使い分けるとよいでしょう。



どんなギフトが人気?価格帯は?

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2024(https://souken.zexy.net/data/trend2024/XY_MT24_report.pdf)によると、5000〜8000円の価格帯が最も人気で、選ばれているギフトは食品・日用品・インテリア雑貨などが中心です。カードサービスによっては1品だけでなく、2品・3品の組み合わせも可能です。



この記事のまとめ

引き出物カードは、現代の結婚式におけるスマートなおもてなしの手段として多くのカップルに選ばれています。本記事では、基本の仕組みから演出アイデア、選び方のポイントまで幅広く紹介しました。ゲストの満足度を高めるだけでなく、新郎新婦自身の準備負担も軽減できるこの形式は、これからの引き出物スタイルとして非常に実用的です。式のテーマに合わせたアレンジも自在なので、ぜひあなたの結婚式にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

引き出物カードの基本的な仕組みと利用メリットを説明している結婚式準備中のカップルの様子





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