2021/09/21 雑学
ブライダル?ウェディング?違いって何?
結婚などに関する言葉でよく耳にする「ブライダル」、「ウェディング」。この呼び方の違いをご存知でしょうか?同じ意味に感じますが「ウェディングケーキ」と言っても「ブライダルケーキ」とは言いませんね。実は、場面などによってこの2つの言葉は使い分けられています。でも意識せずに使い分けている方もいるかと思います。同じ意味の様で違う意味のこの言葉。どのように違うのかをご紹介いたします。
ブライダルとウェディングの違いをご紹介!
ブライダルとは?
「ブライダル」の語源は、「Bride」(ブライド)の意味となる「新婦」や「花嫁」と、「ale」(エール)=「ビール」が語源と言われています。新婦や花嫁は結婚式で使われる言葉なので、分かるのですが、なぜ?「ale」(エール)=「ビール」?が出てくるのでしょうか?それは、今でも飲まれますが、結婚式には以前からビールが欠かせないものだったらしいです。そしてビールを作る役割の方が女性だったことから、「Bride」(ブライド)+「ale」(エール)=「ビール」で「bridal」(ブライダル)と呼ばれることになりました。基本的には結婚式を表す「bridal」(ブライダル)ですが、本来は、新婦や花嫁を指しています。
「ブライダルフェア」、「ブライダルエステ」など
新婦に関係が近い言葉に使われることが多いです。また、6月は「ジューンブライド」と言われますが、こちらは「6月の花嫁」となります。
ウェディングとは?
ブライダルと聞くよりも「ウェディング」と聞く方が結婚式を連想される方の方が多いかもしれません。それもそのはず、「wedding」(ウェディング)はそのまま、結婚式という意味となります。基本的にはそれ以外の意味は持たず、結婚式を指すときに誓われています。
「ウェディングケーキ」、「ウェディングドレス」など
結婚式に関わるものに使われています。
また、「wedding」(ウェディング)は「wedd」の語源で以前は、「保証」、「保証金」、「抵当」など金融用語であったそうです。以前は、結婚式に保証金などが必要であったと言われています。それで「wedding」(ウェディング)から結婚式という意味となったらしいです。少し現実的な話になってしまいますが、当時はそれが当たり前でそういった習わしがありました。
ブライダルとウェディングの違いはこれ!
ブライダルは、「新婦の・・・」という意味となります。先程も記載した通り、「Bride」(ブライド)の意味が「新婦」や「花嫁」。その形容詞が「bridal」(ブライダル)になります。新婦が何かを行うや新婦の為のという場合はブライダルと言う言葉を使います。ウェディングは、そのまま「結婚式」という意味になります。結婚という儀式そのものにつながるものに使用されます。
その他には「マリッジ」?
ブライダルやウェディングの言葉の他に「marriage(マリッジ)」というのもあります。マリッジと聞くと「マリッジブルー」を連想される方もいるかもしれません。そもそも「marriage(マリッジ)」の語源は、「mariage(マリアージュ)」。「強く結合する」など「2つのものが結ばれる」といった意味の言葉です。そこから連想される「結婚」や「婚姻」というものにも使われるようになりました。なので結婚の儀式ではないですが婚姻に関することに使用されます。また「marriage(マリッジ)」という単語で使われるというよりは、「マリッジ・・・」といったように使用されることが多いです。「マリッジリング」(結婚指輪)や「ジャストマリッジ」(結婚しました)に使われることが多いです。「ウェディングリング」とは通常は言われません。
新婦に関わるものが、「bridal」(ブライダル)。結婚の儀式に関わるのは「wedding」(ウェディング)と何気なく使い分けられています。
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