2024/04/11 雑学

ウェディングドレスの由来って?

憧れの衣装の一つに挙げられる「ウェディングドレス」。結婚式は、もちろんの事、前撮りや後撮りでも着用するウェディングドレス。結婚式や前撮りなどでこの「ウェディングドレス」を選ぶことを楽しみにしている花嫁様も少なくは無いかと思います。その憧れの衣装の「ウェディングドレス」についての事を簡単にまとめさせて頂きました。

ウェディングドレスはいつ頃から?

ウェディングドレスは、昔、ローマ帝国時代との説がございます。キリスト教の布教により教会での結婚式が行われるようになりました。その際に、王族や貴族といった方々の婚礼の儀礼用として着たのがウェディングドレスの始まりだと言われています。ウェディングドレスヘッドに着けるティアラ(宝石)は、花嫁の家の経済力や社会的な地位を表すものであった為、その当時はウェディングドレスの素材や色もとてもカラフルにできていて刺繍もとても豪華なものでした。そもそもウェディングドレスはキリスト教カトリック系の結婚式の衣装の為、肌の露出などを宗教上の戒律により抑えたデザインでした。より肌の露出を抑える為にグローブで腕を隠したり、ロングヴェールで顔を隠したりしていました。また、引き裾のトレーンが長ければ長いほど、格調高いとされていました。

その後のウェディングドレス

16世紀末ごろのスペインでは、黒いドレスが多くの人たちに好まれるようになりました。こちらもスペインの宮廷での流行と宗教上の戒律による影響と言われています。黒いウェディングドレスに白いウェディングヴェールのコーディネートがこの時代の主流となりました。

そもそもウェディングドレスとは?

日本人の多くは、「ウェディングドレス」=(イコール)「白」とお考えの方もいらしゃるかっも知れません。ですがチャペル挙式も含め、ウェディングドレスは「白」でなければならないというルールはありません。
実際に、19世紀以前の貴族階級では、色々な色のドレスを身に纏って挙式を行っていました、またその当時の定番の色は「赤」だったと言われています。

いつ頃からウェディングドレスは「白」となったのか?

19世紀以前では、赤い衣装が定番と記載しましたが、19世紀ごろから白いウェディングドレスが着られるようになったと言われています。19世紀のイギリスのヴィクトリア女王のからになります。それまでの衣装は、様々な色が用いられていて、サフランで生地を染めた黄色。中世では、赤、青、緑などのシルクのドレスが貴族などの結婚式では着られていました。ヴィクトリア女王は、当時の王室では大変珍しく、恋愛結婚でした。当時の王室は政略結婚は当たり前の時代。そのヴィクトリア女王は自身の結婚式のウェディングドレスを純白色にし、「私をあなたの好きな色に染めてください」と述べたのです。そのことにより白いウェディングドレスは、ヴィクトリア女王の結婚式で世間に広まったと伝えられています。

当時の白が意味するものとは?

19世紀の当時は、白の衣装は宮廷で女王に謁見する際に女性が着る衣装でした。ですが、ヴィクトリア女王が結婚式に純白のウェディングドレスを着用して以降、「富」の象徴として広がっていくこととなりました。
当時、衣類の洗濯の技術がそこまで発達をしていない時代です。白い衣装をそのまま、保つことはとても難しいことでした。もちろん上流階級であっても同じ衣装を何度か身に纏うのが当たり前でした。その為、白のドレスは白を保つことにとても費用がかかり、「富」の象徴として広まっていくことになりました。それでも、白いウェディングドレスは結婚式の憧れの衣装として人気が高くなり、定着していくこととなりました。初めは、上流階級から中流階級になり、一般の市民へと広まっていきます。その広まっていく中で「富」の象徴と言うよりも、「純真無垢」という意味がくわえられ世間に広まっていきました。

 

また、他の理由としては当時に用いられていた写真にもよく映えたとされています。
当時に用いられていた写真は、セピア調のモノクロ写真で白のドレスは、映えていたとも言われています。記録として残す際にもとても重宝されていました。トレンドや憧れ、記録などのさまざまな理由で好まれた白のウェディングドレスは、イギリスからヨーロッパ諸国に、アメリカへと広まっていきました。

 

 

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